<実機レビュー>ズーム全域で最大撮影倍率0.5倍(ハーフマクロ)のGレンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」。撮影の幅がグググン!と広がるっ!!

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フルサイズEマウントレンズ Gレンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」ソニーストア価格249,700円(税込)

『FE 70-200mm F4 Macro G OSS II』詳細や注文

撮影サンプル

昨日7月28日(金)発売の、「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」。
実機をさわってみて、前評判どおり、なかなかインパクトのあるレンズに仕上がっていると実感。
やはり、前モデルの「FE 70-200mm F4 G OSS」とは比較せざるを得ないところだが、、、ベツモノのようなレンズだ。

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↑今日現在、ソニーストアではこれほどの価格差がつけられているが、このまま、併売したほうがいいんじゃないだろうか。それほど、両者は違いがあるレンズなのだ。

では、見ていこう。

※以降、前モデルは「Ⅰ型」、新モデルは「Ⅱ型」と表現。。。

開梱、外観チェック

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↑す、すでに、箱が小さい・・・。入荷時、一瞬、違うレンズが来たのかと思った。。。

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↑ソニー製品定番になった、プラレス梱包だ。

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↑ケースなし、紙モノのみが同梱。

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↑Ⅰ型は丸形フードだったが、Ⅱ型では花形フードへ変更された。
フィルター径は、72mmと変更なし。

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↑フィルター径などの情報は、レンズ輪郭ではなく、レンズ本体の底に記載。
フォーカスホールドボタン(全3個、カメラ構えて、上、下、左に配置)。

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↑レンズ上から見た。右側面やや上に、ズームロックスイッチ。
フォーカスホールドボタン(全3個、カメラ構えて、上、下、左に配置)。

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↑カメラ構えて左側面に、各種スイッチが集約。
フォーカスホールドボタン(全3個、カメラ構えて、上、下、左に配置)。

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スイッチ周りのⅠ型との違いは以下のとおり。

・FULL TIME DMFスイッチ追加:AF/MF関係なく、いつでも、MFにできる
・フォーカスレンジリミッターにMACRO追加:AF範囲を0.8mから最短撮影距離までに固定
 →1.1m(テレコンSEL14TC使用時)、1.6m(テレコンSEL20TC使用時)
・手ブレ補正モードスイッチにMODE3追加:フレーミング重視向け。スポーツなど不規則に素早く動く被写体向け。
 →MODE1:通常、MODE2:移動する被写体を流し撮りする場合

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↑三脚座は、クランプノブを緩める(ネジ式)と、回転する。三脚座自体をはずすには、さらに、クランプノブを引っ張る必要があるため、間違ってはずれてしまうことはない。

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↑Ⅰ型ではインナーズームだったが、Ⅱ型では繰り出し式に。唯一の残念ポイントだが、、、
一般的には繰り出し式のほうがより小型化できたり、コストセーブできたり。が、ホコリ問題や、繰り出しによる前後重量バランスが変わる。といったデメリットも。一長一短あるんだよねー。Ⅱ型ではマクロ機能という飛び道具を追加したことも影響しているのかもしれない。。。

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左:Ⅱ型、右:Ⅰ型

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左:Ⅱ型、右:Ⅰ型

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↑広角端での持ち運び安さ、なにより、軽さ。。。

高速AFと、手ブレ補正MODE3

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↑恒例の、当店カメラコーナー常設の、クルクル飛ぶ模型飛行機。

新ボディ、新レンズが発売されるたび、AF性能、手ブレ補正機能がドンドン向上。以前は、それなりに技術が必要だった、こんな撮影も、一発撮りできるまでに。背景のダウンライトが横伸びしてることからも、流し撮りしていることがわかる。しばらくトライしてみたが、MODE1~3の中では、MODE3がこの撮影には合っているようで、楽ちんだった。Ⅰ型では、ここまで簡単には撮影できなかった。技術の進歩だ。。。

マクロ撮影

最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が可能な、このⅡ型。しかも、、、ズーム全域でハーフマクロ撮影が可能!!!!ズーム全域F4と合わせて、撮影の幅がものすごく広がる!!!ちなみに、Ⅰ型は、最大撮影倍率0.13倍。。。

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」 70mm F8.0(ほぼ最短撮影距離)

↑35mmセンサーの場合10円玉が画角いっぱで、ほぼ等倍と言われるが、、、0.5倍のⅡ型レンズでは、画角約半分の10円玉だ。まさに、ハーフマクロ。これが、広角端70mm~望遠端200mmまで可能なのだ。

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↑上:Ⅱ型(最大撮影倍率0.5倍)、下:Ⅰ型(最大撮影倍率0.13倍)

500円玉で最短撮影距離で撮影。Ⅰ型とⅡ型では、ここまで違うのだ。Ⅰ型では最短撮影距離が広角端1m(望遠端では1.5m)と、被写体からの距離も相当確保しないといけない。Ⅱ型では、0.26m(広角)-0.42(望遠)。

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」 200mm F8.0(ほぼ最短撮影距離)

↑胡蝶蘭が、、、200mmで、こんな撮影ができてしまう。。。

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」 70mmF8.0(ほぼ最短撮影距離)

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」 200mmF8.0(ほぼ最短撮影距離)

↑同構図になるよう撮影してみた。70mmと200mmでは、こんなに背景の写り込み量が異なる。

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」 70mmF8.0(ほぼ最短撮影距離)

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」 200mmF8.0(ほぼ最短撮影距離)

↑Ⅱ型なら、飯テロ撮影時でも、余計なものを写したくなければ望遠で、まわりの状況も入れたければ、広角で。なにより、広角端なら、被写体から26cmの距離で撮影できる。

つづいて、、、

最大撮影倍率0.5倍なら、2倍テレコンで、等倍になるじゃないか。これなら、ハーフマクロじゃなく、マクロレンズになるじゃないかっ!
Ⅰ型は、テレコン非対応だったが、Ⅱ型では、テレコン対応になったのだっ!

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1.4倍テレコン「SEL14TC」
2倍テレコン「SEL20TC」

テレコンもレンズなので、当然、性能、善し悪しあるし、倍率高いほど、画質にも影響してしまう。2倍よりは1.4倍のほうが画質面では有利なのは当然。また、F値も、テレコン倍率分大きくなる。

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では、α7RⅤに、2倍テレコンで、試してみよう。

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α7RⅤ+「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II( SEL70200G2)」+SEL20TC 70mmF8.0(ほぼ最短撮影距離)

↑おおおお、10円玉目一杯、まさに、等倍!!!

ところで、、、APS-Cは、、、フルサイズ換算で1.5倍焦点距離になるのは周知のとおり。

同日発売の、α6700で撮影してみよう!!!

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おおおお、α7RⅤより、当然だけど、さらに寄れてる。。。計算上は最大撮影倍率0.75倍。

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↑んじゃまぁ、2倍テレコンつけて、こうじゃっ!計算上は、最大撮影倍率1.5倍。

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↑うん、、、10円玉、はみ出るわな、そりゃ。。。

まとめ

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ILCE-7RM5 200mm 1/100秒 F4.5 ISO400(公式サイトより)

・ズーム全域でハーフマクロ撮影
・ズーム全域でF4通し
・繰り出し式ズームで、小型軽量
・Gレンズの、美しいぼけ
・高速AF
・MODE3が追加された、優れた光学式手ブレ補正機構
・テレコン対応

Ⅰ型から9年の歳月を経て生まれ変わった『FE 70-200mm F4 Macro G OSS II』。何度も言うが、、、撮影の幅が無茶苦茶広がるレンズだ!
少々お値段は張るGレンズだが、間違いなく活躍する場が多いレンズだけに、価値はあるっ!!!

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