エージングについての誤解を解きたい。NW-WM1ZM2/NW-WM1AM2/NW-ZX707など。。。
「ちょっとよくわからないんですけど」
などなどの、ご質問DMがあり。。。それらDMのやりとりで、案外、エージングについて誤解されてることがあるんだなぁと。
今回は、そもそもエージングとは?エージングの方法とは?エージングの効果は?という、3つについて、解説してみようかなと。
そもそものきっかけ
↑そもそもの発端が、、、昨日のツイート。
詳しく書くと、、、
当店には、ウォークマン「NW-ZX707」のエージング完了機を常設展示している。さらに、店長野田の私物もあり、2台のZX707があるわけ。店長野田のは、今日時点でエージングはわずか5分。エージング未完了だ。つまり、完了 vs 未完了を比較試聴できるのだ!比較試聴したお客様たち「全員」が、軒並み「こんなに変わるのか?」という、ご感想だ!!
WM1Z、WM1ZM2のときも同じことやってたが、こんなにも反応がいいから、もうしばらくは、エージングせず、比較試聴できるようにしておこうかなと。
ということを踏まえて。今回のツイート、、、
惜しまれつつ生産完了となったソニー最上級ヘッドホンアンプ「TA-ZH1ES」とウォークマン「NW-ZX707」を、USB接続して再生するのであれば、ZX707のエージングにはならないから、それで聴いてるよ。W.ミュージックアプリの再生カウントも、全く進まないし。っていう、ツイートだったのだ。
このツイートを受けて、、、
・ちょっと意味がわからない
・Youtubeアプリもエージング必要ですか?
・エージングってどうやるの?
・は?まだ、エージングに効果があるとか、オーディオオカルト言ってるの?
・200時間になった瞬間に、音が変わるの?
いろんなご意見、ご質問があったので、今回のブログを書いてみようかなと。
そもそもエージングとは?
>ソニーオフィシャルサイト「フラグシップ・ハイエンドウォークマンの音を仕上げるエージング」
↑わざわざ、ソニーオフィシャルサイトでも、エージングについて、説明してくれてるが。
乱暴にまとめると。
該当ウォークマンの場合、200時間再生すると、本来の実力(音質)になるぜ!慣らし運転だぜ!これがエージングだぜ!
って感じ。
オフィシャルサイトから、抜粋すると。
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ウォークマンNW-WM1ZM2/NW-WM1AM2/NW-ZX707は、アンプの電源回路に高分子コンデンサーFTCAPを使用することで高音質を実現しています。このコンデンサーは、エージング動作をさせることで特性が安定していき、エージングが200時間を超えたあたりからウォークマンが本来持っている音質性能を最大限発揮できるようになります。
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↑この一文に、様々な情報が盛り込まれている。エージングはなぜ必要か?エージング時間は?エージング効果は?
アンプの電源回路に採用されている「高分子コンデンサーFTCAP」、これにエージングが必要なのだ。エージングすることで、このコンデンサー内部にどういったことが起きるのかまでは、わからないが。
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エージング方法は、ヘッドホンをウォークマンのヘッドホンジャックに接続して、普段お聴きになっている曲やサンプル曲を、通常音量で再生するだけです。ただし、最小音量では効果がありません。
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↑さらに、エージング方法についても説明があり、ヘッドホンでフツーに再生し、明記されてる200時間を超えると、エージング完了となる。
ということで、エージングは、メーカー推奨!!
エージングの方法とは?
まず、、、エージングを作業ととらえるか、楽しみととらえるか。。。
・作業なら、流しっぱなし。
・楽しむなら、普段使いで、エージングを進める
おすすめは、その中間。
まず、0時間で聞いてみる。
その後、50時間くらいエージングして、聞いてみて、その差を楽しむ。
さらに100時間くらいのところで、再度聞いてみて・・・
その過程を楽しむのだ!
200時間到達してから聞く音は、またカクベツなのだよ!!!よくぞここまで、成長したなっ!!!
では、エージングの方法と、その注意事項をまとめてみる。
歯車設定→バッテリー→いたわり充電
・いたわり充電設定にし、コンセントからの給電状態にする。
・ヘッドホンをウォークマンのヘッドホンジャックに接続する。
・W.ミュージックアプリで、「通常」音声で曲再生する。
※注意事項
・バランス端子とアンバランス端子は、独立しているため、エージング時間も、別々。両方使うなら、どちらもエージング必要。合計400時間必要ということ。
・エージング時間は、W.ミュージックアプリの「バランス、アンバランスそれぞれ独立表示のカウンター」で確認するのが便利。
・Youtubeや、他のアプリを使ってもエージングにはなるが、時間計測が難しいため、W.ミュージックアプリを使うのがベスト。
・Bluetooth接続、USB DAC接続では、ウォークマンのアンプ(FTCAP)を使わないため、エージングにはならない。
・エージングに使うイヤホンは、やっすいのを用意した方がいい。わざわざ買ってでも。お気に入りのを使うのはもったいない。
エージングの効果は?
まぁ、これはね、体感すれば、エージング否定派の人も納得するよ。
ほんとに、違うんだから。
体感した人の感想は、だいたい同じで、
・クリアになった
・濁りがなくなった
・こもりがなくなった
・ベールがなくなった
こんな感じ。非ハイレゾ、ハイレゾ比較よりも、はるかにわかりやすい。エージングをメーカー推奨しているウォークマン全般、同様の効果だ。
まとめ
エージングで、ウォークマンの音質はよくなる!
エージング方法は、いろいろ注意点がある。
ちなみに、、、オフィシャルサイトには書かれてないが、ウォークマンA300シリーズも、先代A100シリーズ同様に、エージングの効果は大きい。やはり目安は200時間。A300シリーズでは、エージングカウンターがなくなってしまったが、あまり細かく考えず、カジュアルに楽しんで欲しいという、開発陣の思いだと思われる。(隠しコマンドで、カウンター表示できれば、面白かったんだけど^^;)
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